市販で売っている防犯グッズを購入してきて、ホームセキュリティを自分で作ることができるって知っていましたか?
自分の好みに合わせて防犯機器を取り付けることができたり、100円ショップで安く防犯機器を購入できたりと、ホームセキュリティを自作するのにはメリットがたくさんあります。
そのため、ホームセキュリティを自作している人って意外と多いんです。
防犯機器を手に入れようと思ったら、アマゾンや楽天市場のようなネット通販やホームセンターなどで簡単に購入することができます。取り付けるための説明書もきちんと付いてくるので取り付けも簡単にできるでしょう。
しかし、警備会社のホームページを見てみると、ホームセキュリティを自作することに対して、あまりおすすめしていないことが書かれています。
ホームセキュリティの自作をおすすめしないのには理由があります。
もし、あなたがホームセキュリティを自作しようとしているなら少し待ってください。この記事を読んでからでも遅くはありません。
ホームセキュリティを利用して防犯対策をするのは家族を守るために必要なことです。
しかし、間違った知識や方法で防犯対策をするのは逆効果になったり、無意味になることがあるので注意しなくてはなりません。
目次
自作ホームセキュリティは絶対ダメなの?
自作ホームセキュリティは絶対ダメなのか?
もちろんダメではありません。あくまでおすすめしていないだけです。
おすすめはしていませんが自作ホームセキュリティにもきちんとメリットはあります。
自作ホームセキュリティのメリット
自作ホームセキュリティのメリットは、なんといっても自分の好みに合わせて防犯機器を取り付けることができることです。また、取り付ける防犯機器を自分の判断で選ぶことができます。
わかりやすく説明すると、セコムのホームセキュリティを契約するとセコムで扱っている製品しか取り付けることができません。ほかの警備会社も同じでアルソックならアルソックの製品、セントラル警備保障ならセントラル警備保障の製品といったように、契約した会社の防犯機器しか取り付けることができません。
警備会社のホームセキュリティサービスは、セコムを契約してアルソックの防犯機器を取り付けるということはできないのです。
その点、自作ホームセキュリティなら自分の欲しい防犯機器を購入し好きな場所に取り付けることができます。これは自作ホームセキュリティにしかない大きなメリットになります。
自作ホームセキュリティのデメリット
メリットがあれば当然デメリットもあります。
警備会社が自作ホームセキュリティをおすすめしていないのは、このデメリットが大きな要因です。
その要因とは、防犯の知識がない素人がホームセキュリティを構築しても防犯効果を最大限に高めることができないからです。
ホームセキュリティを契約する際には必ず、防犯のプロ(セキュリティアドバイザー)があなたの家や周辺環境、空き巣の侵入経路を確認して、あなたの家に合ったホームセキュリティプランを提案してくれます。
セキュリティアドバイザーが提案してくれるのは『必要な防犯機器』『防犯機器の数』『防犯機器の設置場所』などさまざまです。提案してくれる内容はきちんと意味が存在します。
警備会社の長い歴史と蓄積された知識や経験をもとにあなたの家に必要なプランを提案してくれるのです。
このようなことは素人には到底マネすることはできません。せいぜいネット上に書かれている情報をもとに防犯機器を取り付けるので精一杯でしょう。
自作ホームセキュリティを考えているということは、なにかしらの危険を感じ防犯対策をしようとしているからです。
素人の知識で自作ホームセキュリティを作り、本当に防犯対策ができますか?大切な家族を守ることができますか?
「私が作る自作ホームセキュリティであれば大丈夫」と考えているなら構いませんが、少しでも不安だなと感じるのであれば自作ホームセキュリティを作るのを考え直したほうが良いかもしれません。
自作ホームセキュリティをおすすめしない1番の理由
『自作ホームセキュリティのデメリット』では、素人の知識でホームセキュリティを自作するリスクについて説明しました。
その他にもう1つ、自作ホームセキュリティをおすすめしない理由があります。この理由が自作ホームセキュリティをおすすめしない理由の大半を占めています。
その理由とは、自作ホームセキュリティには泥棒に侵入された場合など、万が一の時に対処する方法がないということです。
もし、自作ホームセキュリティをしていて泥棒に侵入された場合どうなりますか?
侵入者がいた場合に反応するセンサーを設置していれば、泥棒が侵入した時に警報音が鳴るかもしれません。
しかし、それで終わりです。
警報音を気にしない泥棒だったら警報音を止めて犯行を続ける恐れがあります。なかには警報音が鳴っている状態でも気にせず犯行を続ける泥棒もいるかもしれません。
この際、外出中のあなたはどうすることもできません。家に帰宅した後で家中が物色されていることに気付くことになります。その後は、警察に自分で通報し被害届を出すなど、さまざまな手続きをすることになるでしょう。
では、セコムやアルソックのようなホームセキュリティサービスを契約していればどうなるでしょうか。
基本的には、どこの警備会社のホームセキュリティでも『駆けつけサービス』というサービスを利用することができます。この駆けつけサービスを利用することができるのがホームセキュリティサービスの最大のメリットです。
駆けつけサービスとは、泥棒の侵入など異常が発生した場合に警備会社のガードマンが自宅へ緊急出動してくれるサービスです。たとえ自分が外出中でもガードマンが自宅の安全を確認し対処してくれます。
万が一泥棒に侵入されてしまってもガードマンがすぐに自宅まで出動してくれるので、侵入以上の被害拡大を防ぐことができます。
どんなにしっかり防犯対策をしていても泥棒に侵入されてしまう可能性があります。自作ホームセキュリティなら尚更侵入される可能性は高まります。
万が一のことを考えたら、異常発生時の対処法がない自作ホームセキュリティで防犯対策するのがとてもリスクが高いということがわかります。
大切な家族を守るためにリスクをとる必要があるのか
ホームセキュリティを自作しようと思った方は、なぜそう思ったのかをもう一度考えてみましょう。
ほとんどの方は、大切な家族を守りたいからではないでしょうか?
泥棒が家に侵入してくるのは家の住人が不在の時だけとは限りません。あえて住人が在宅中なのを狙って侵入する居空きという侵入方法もあります。
素人の知識で防犯対策をすることが本当に意味があるのか。万が一泥棒に侵入されたらすぐに対処できるのか。警備会社のホームセキュリティサービスを契約したほうが良いのではないか。
どんな方法をとれば良いのかとても悩むと思います。
悩んだ時には、危険というリスクが最も少なくなる方法を選ぶのが良いでしょう。
もし、「やっぱりホームセキュリティを自作する」というのであれば、家の作りや周辺環境を自分なりにしっかり分析し必要な防犯機器を探して防犯対策をしましょう。
こちらの記事もどうぞ
ホームセキュリティについて詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみて下さい。
きっと、あなたの役に立つはずですよ!

コメントを残す