お年寄りを見守るサービスを徹底比較!高齢者、シニア向けホームセキュリティ

「あなたは、離れて暮らす両親について心配事はなにかありますか?」

この質問に対して圧倒的に多い答えが『病気やケガなどの健康状態』です。両親が歳を取ればとるほど、健康状態の心配は膨らむばかりです。

いつも近くにいてあげることができれば良いのですが、自分の生活環境を考えると、そういうわけにもいかない人が多いと思います。

近くにいてあげることができないということは、両親に何かあった時、気付くことができないということになります。『何か』の状況によっては、両親の生死にかかわることもあり得るでしょう。

そんな『何か』をいち早く気付くことができ、対応してくれるサービスがホームセキュリティにはあります。警備会社によって高齢者向けのサービスは変わります。

ここでは、おすすめの高齢者向けサービスをランキング形式で比較しています。ご両親にピッタリのサービスを探してみましょう。

高齢者向けサービスの内容

警備会社によって、高齢者向けサービスの内容は異なります。

しかし、基本となる部分は、どこの警備会社のサービスも同じになります。まずは、基本となるサービス内容を把握しておきましょう。

基本的なサービス内容

  • 緊急時に通報することでガードマンが駆けつけてくれる
  • 状況によりその場で緊急対応をおこなう
  • 状況により救急車の手配、警察への連絡をする
  • 健康相談窓口へ無料相談ができる

こちらの4つが基本的なサービス内容となっています。このほかのサービスが警備会社によって変わるので、サービスを選ぶうえでの比較ポイントにしましょう。

アルソック

アルソックの評価
救急面
(5.0)
機器の使いやすさ
(4.0)
料金
(5.0)
総合安心度
(4.5)

アルソック高齢者サービス

アルソックが提供する高齢者サービスのみまもりサポートでは、基本サービスである緊急通報はもちろん、24時間対応のヘルスケアセンターへの相談も可能となっています。

オプションサービスでは、見守り情報配信サービスや、位置情報を確認することのできるまもるっくみまもりタグなどのオプションサービスも豊富です。

見守り情報配信サービス

見守り情報配信サービスは、高齢者の自宅にセンサーを設置し、異常なく生活しているかを24時間見守るサービスとなっています。

一定時間生活動作が確認できない場合には、異常が起きたと判断し、アルソックガードセンターへ自動通報し、自宅までアルソック隊員が駆け付けます。

異常なく生活をしている場合には、契約時に設定したメールアドレスへ生活状況が正常なことを連絡します。

MEMO
お知らせ間隔は、5分~900分の間ならば自由に選ぶことができるため、自分の暮らしに合わせて情報配信を受け取ることができます。また、時間間隔だけでなく、見守り対象の動作が一定時間確認できない場合だけ情報配信をするということもできます。

まもるっく

図:端末情報

アルソック より引用

まもるっくはGPSを搭載した携帯通報端末です。主に外出中に起きるトラブルに対応する便利なサービスです。

まもるっくには、『緊急通報』『ライフリズム異常感知』『転倒感知』の3つの通報機能が付いています。

  • 緊急通報 何かしらの異常が発生した場合、中央のボタンを押すことによりアルソックに通報することができます。
  • ライフリズム異常感知 一定時間ボタン操作や、内蔵センサーに反応がなければアルソックに自動通報されます。
  • 転倒感知 身に着けている方が転倒して身動きが取れないことを内蔵センサーが感知した場合アルソックに自動通報します。

この他にも、GPS機能を使い位置情報を確認する機能や、端末を使いアルソックヘルスケアセンター、110番・119番・118番などへ電話連絡をすることができます。

注意
ライフリズム異常感知、転倒感知の自動通報機能は、一定の条件下のみ作動します。

みまもりタグ


みまもりタグとは、見守り対象に身に着けてもらう小型端末です。みまもりタグを利用することで、見守り対象の位置情報をスマートフォンやタブレットで確認することができます。

MEMO
みまもりタグの位置情報を確認するためには、みまもりタグアプリのインストールが必要になります。また、設定に応じてメールやアプリでのお知らせを受け取ることも可能となっています。

みまもりタグでできること

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アルソック より引用

みまもりタグには、位置情報を確認するための感知器が存在します。みまもりタグを身に着けた状態で感知器に近づくことで位置情報を提供することができます。

感知器は、公共施設や商店などにも設置していることが多いため、外出中の位置情報を把握することができます。

また、感知器以外にみまもりタグアプリをインストールしているスマートフォンとすれ違うだけでも位置情報を提供することができます。

ということは、みまもりタグアプリをインストールする人が増えるほど、見守り対象の位置情報を細かく把握することができるということです。認知症による行方不明者問題に対しても大きな助けになるため、ボランティアの一環としてアプリだけをインストールしている人も多くなっています。

アルソック高齢者サービス料金

高齢者向けサービスのみまもりサポートの料金プランですが、防犯、防災のためのホームセキュリティと同じく、『お買い上げプラン』『レンタルプラン』『ゼロスタートプラン』の3つのプランから選ぶことができます。

公式ホームページに記載されている、みまもりサポートの料金例は、月額1,700円~です。オプションを追加することにより月額料金は変わります。

地域全体で高齢者の安全を

高齢者の安全を守るうえで必要なサービスは十分に揃っているアルソック。

月額料金を他の警備会社と比べても、リーズナブルな料金で始めることができるためアルソックは非常におすすめです。

特におすすめのサービスは、地域の協力で効果が大きくなるみまもりタグサービス。他の警備会社の高齢者向けのサービスを見ても、地域全体で効果が大きくなるようなサービスはありません。

セコム

セコムの評価
救急面
(4.0)
機器の使いやすさ
(5.0)
料金
(3.0)
総合安心度
(4.0)

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HS系

セコム高齢者サービス

セコム高齢者サービスは、一定時間室内に動きがないと、異常信号をセキュリティセンターへ自動通報するシステム安否見守りサービスや、3つの安心をサポートする機器が存在します。

セコム高齢者サービスにも、他のプランと同じで万が一の補償制度が付いてきます。

注意
3つの機器は、オプション機器(300円~)になっているため標準装備ではありません。

マイドクター

マイドクターは、家の中でも身に着けることのできるペンダントタイプの救急通報ボタンです。

身体に異常を感じた場合などに、マイドクターを握るとセコムに緊急信号を送ることができます。緊急信号を受けたと同時に、ガードマンが自宅へ駆けつけます。

また、簡易防水型になっているため、入浴時に浴室へ持っていくこともできます。

※湯船にはつけれません

マイドクターウォッチ


マイドクターウォッチは、腕時計型の救急通報機です。

外出中でも使用することができます。機器に付いているボタンを押せば、マイドクターと同じくセコムに緊急信号を送ることができます。

その他にも、突然倒れてしまった場合、意識を失いボタンを押せない状態になってしまっても、身体の動きを一定時間確認できないことで、セコムに緊急信号を送ることができます。

マイドクタープラス

マイドクタープラスは、携帯電話型救急通報機です。

外出中に異常事態が起きた場合には、専用端末に付いているストラップを引っ張るだけで、セコムに救急通報することができます。

専用端末を通じて、セコムの人間と電話ができるため、状況を把握し適切な対応を取ることができます。

また、契約者の救急情報(持病や服用中の薬、かかりつけ医)をセコムへ預けることができるため、緊急時には情報をもとに速やかな対応ができます。

MEMO
専用端末を通じて利用者を探すことができます。専用のホームページにアクセスするか、オペレーターに尋ねることで利用者の居場所を確認することができます。出かけたっきり帰ってこないなどの時には、大変便利な機能となっています。

セコム高齢者サービス料金

セコム高齢者サービスは、セコム・ホームセキュリティ スマートNEOを基本ベースにした料金プランとなっています。

公式ホームページに記載されている、セコム高齢者サービスの料金例は月額3,000円~です。オプションを追加することにより月額料金は変わります。

使いやすく身に着けやすい

オプションサービスの、マイドクターウォッチ、マイドクタープラス。

どちらの商品も使いやすく身に着けやすい作りになっています。機器を使用する場面は、自然と緊急時の場合が多くなります。そんなとき、使い方が複雑だったり、探すのに手間がかかるようなものでは緊急時の対応が遅れてしまいます。

その点、セコムは問題ありません。特に、マイドクターウォッチは、常に腕に付けていることになりますし、万が一意識を失い倒れてしまっても自動通報機能が搭載されているため安心できます。

しかし、セコムは月額料金が少々高めです。公式ホームページに記載されている料金例にオプションをいくつか付けてしまったらそれなりの金額になってしまうでしょう。

サービスの質は、他の警備会社と比べても負けない質の高さになっていますが、毎月支払うことを考えると少しお財布に厳しい内容かもしれません。

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HS系

セントラル警備保障

セントラル警備保障の評価
救急面
(3.0)
機器の使いやすさ
(3.0)
料金
(4.0)
総合安心度
(3.0)

セントラル警備保障(CSP)高齢者サービス

緊急通報サービス

緊急通報サービス基本機器

セントラル警備保障 より引用

緊急事態が発生した場合には、見守りコントローラーワイヤレス緊急ボタンを押すことで警備員が駆けつけてくれます。

また、見守りコントローラーの相談ボタンを押すことで、健康相談サービスを利用することもできます。

見守りハピネス お助けパック

日常生活のトラブルをCSPがサポートしてくれます。

水回りのトラブル、電球の交換、家具の移動など、高齢者には大変な作業を無料で専門スタッフに頼むことができます。

注意
30分の応急処置サービスが無料になります。30分以降かかる作業や、作業内容によっては別途作業代が必要になります。

警備員の要請出動サービス

CSPの警備員に出動要請ができるサービスです。

自宅の周辺状況の確認や、郵便物の取り込みなどを頼むことができます。(1回5,000円~の有料サービスとなっています。)

出動要請サービスでできること

状況確認サービス処理代行サービス外周巡回点検サービス郵便物取り込みサービス扉の開閉サービス
依頼により、警備員が出動し自宅の状況を確認します。ガスの閉め忘れ、電気の消し忘れなどの処理を行います。警備員が自宅の周辺状況を確認します。長期間留守の時など、郵便物を玄関内へ取り込みます。自宅の扉の開閉を行います。

セントラル警備保障(CSP)高齢者サービス料金

サービス内容

セントラル警備保障の高齢者サービスは、緊急通報サービス押してライフリズムサービスおまかせライフリズムサービスの3つのプランから選ぶことができます。

緊急通報サービスは、見守りコントローラー、ワイヤレス緊急ボタンを利用して異常が発生した場合には、CSPへの通報ができるサービスです。

押してライフリズムサービス、おまかせライフリズムサービスは、『緊急サービスの内容+安否確認サービス』になります。

MEMO
安否確認サービスとは、監視対象の生活動作が一定時間確認できない場合には、CSPへ自動通報するシステムです。

どちらも安否確認サービスなのですが、押してライフリズムサービスは、『外出時・帰宅時』の操作を自分で行うのに対して、おまかせライフリズムサービスは、『外出時・帰宅時』の操作を一切せずに設定が可能になります。

詳細はこちら

プラン料金

緊急通報サービス押してライフリズムサービスおまかせライフリズムサービス
初期費用(機器費など)0円0円0円
月額料金2,800円~3,300円~3,500円~

※プラン料金は、公式ホームページに記載されている料金例を参考にしています。

初期費用0円でサービス開始

セントラル警備保障は、高齢者サービスを契約するうえで最低限必要なサービスは揃っているというイメージです。サービス内容だけを比較したらアルソックセコムのほう上でしょう。

しかし、セントラル警備保障も負けていない部分があります。

セントラル警備保障の一番の魅力は料金です。上記のプラン料金を見てみると初期費用0円になっています。初期費用0円でサービス開始ができる警備会社は他にはありません。

初期費用とは、機器代、取り付け工事費にかかる費用のことです。どの警備会社を見ても数万円の初期費用は必要になります。

セントラル警備保障の月額料金は比較的普通の料金ですが、初期費用0円を含んでトータルで考えると、とてもリーズナブルな料金でサービスを開始することができます。

サービス内容より料金を重視したいという方には、おすすめな警備会社になります。

東急セキュリティ

東急セキュリティの評価
救急面
(3.0)
機器の使いやすさ
(3.0)
料金
(2.0)
総合安心度
(2.5)

東急セキュリティ高齢者サービス

東急セキュリティの高齢者向けサービスは、地域密着型のサービスとなっています。地域密着ということもあり、他の警備会社にはない近くで見守られる安心感を味わうことのできるサービスとなっています。

緊急ペンダント

東急セキュリティ より引用

緊急ペンダントは、緊急通報サービスを利用するための商品です。機会が苦手な高齢者の方でも簡単に使いこなすことができます。

緊急事態が発生した場合には、ペンダントを握ることで、セキュリティセンターに通報することができます。

ペンダントの大きさは、97mmと手のひらにちょうど収まるサイズになっています。また、生活防水設計になっているため、入浴時に浴室に持っていくこともできます。

注意
緊急ペンダントの使用は、契約している宅内のみ使用可能となっているため外出中の使用はできません。

安否確認サービス

監視対象者の生活動作を体温感知センサーを使って監視します。

一定時間人から感じ取る体温が確認できない場合には、警備員が自宅へ駆けつけます。

MEMO
安否確認サービスの一定時間とは、20時間です。また、外泊など、長時間家を留守にする場合には、東急セキュリティ管制センターへ連絡する必要があります。

生活支援サービス

生活支援サービスとは、東急グループや地域密着企業が協力し、日常生活で起きる小さな悩みを解決するお手伝いをしてくれます。

サービス内容の一部

  • 家事サポート
  • バリアフリーリフォーム
  • 住み替えに関する相談
  • 高齢者施設の紹介

東急セキュリティ高齢者サービス料金

東急セキュリティの高齢者サービスは、シンプルプランフルプランの2つのプランから選ぶことができます。

シンプルプランは、緊急通報サービスのみ利用できるプランです。月額料金は、2,980円となっています。

フルプランは、緊急通報サービス安否確認サービス健康相談サービス生活支援サービスの4つのサービスを利用することのできるプランです。月額料金は4,300円と少し高めとなっています。

サービス内容と料金を比較して

緊急通報サービスで使用する緊急ペンダントは、機会が苦手な高齢者でも簡単に使用することができるという面で評価が高くなります。

その他のサービスもシンプルで無難な内容となっています。

しかし、プラン内容と料金面を比較したとき、少々物足りなさを感じます。シンプルプランの月額料金は、種類豊富なサービスを提供するセコムの月額料金と同じくらいの金額です。(アルソックはさらに安い)

さらに東急セキュリティのサービスは限られた地域でしか利用することができません。

東急セキュリティは高齢者サービスよりも、お子様向けのサービスが充実している会社になっているため、高齢者サービスをお探しなら、他の警備会社をおすすめします。

高齢者によって必要なサービスは変わる

高齢者向けサービスを提供している、おすすめの警備会社を4社比較してみました。

人によって必要とするサービス内容が違うと思います。

救急面でのサービス内容を重視するのであれば、アルソックかセコムがおススメです。

必要最低限のサービス内容でいいから、料金を安く済ませたいという方なら、初期費用0円から始められるセントラル警備保障がおススメです。

サービス内容、料金面ともに重視したいのであれば、アルソックが一番でしょう。アルソックが提供しているみまもりタグは、地域の協力によって高齢者の安全を見守るサービスとなっているため特におすすめのサービスです。

高齢者向けのサービスは、高齢者の生活環境によって必要なサービスは変わります。もっと詳しく知りたい方は、一度警備会社に資料請求(無料)をしてみましょう。

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